古民家羅美は2019年秋にオープンした古民家の小さな宿です。
横浜生まれで育ちは東京の根っからの町っ子であった私にとって自然豊かな里山くらしは小さい頃からの夢でした。
長年、心理療法家としてさまざまなクライアントさんと向かいあう中で、人との関係ももちろんそうですが “場の力” がいかに良くも悪くも人に影響を与えるかを実感してきました。
室町時代に初代の方が住まわれたこの西坂の地で、土の匂いや風のそよぎ、耳に優しい鳥の声、雨の音、暖かなまばゆいばかりの早朝の光など・・・・太陽とともに起き、星が瞬くころに床に就く。今をじっくり味わいながら、自分を“ありのまま”に受け入れてくれる人たちと生きる生活~
この当たり前のことがいかにwithコロナ時代に “いのちのリズム” を取り戻し、本来の自分に出会うのに必要であるかをここ数年ひしひしと感じています。

“わたしに還る宿”としたのもそういった私自身の経験と実感を込めたものです。ジェイムズ・ヒルマンという有名な心理学者は「自分のなかには生まれつき一粒のどんぐりがある」といったそうです。人はすべて自分のなかに小さなどんぐり(魂)をもっている。この小さな、そして愛しいドングリの実とどうつきあっていくか・・・。どんぐりはどう成長したがっているのか、どんぐりは何を求めているのか~
そんなささやかな声に耳を傾けていくのに古民家羅美の時空間は最適だと感じています。あなたのどんぐりにじっくり耳を傾けるお手伝いもさせていただきます。
あなたの来宿を心からお待ちしております。愛を込めて♡
水間みどり
臨床心理士 公認心理師 表現アートセラピスト メンタルケア La vie主宰 元龍谷大学エクステンションセンター・各種専門学校・福知山公立大学非常勤講師 |